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馬券は当てに行くな! 必ず回収率を重視する(1日目)
こんにちは、たけしです。
「回収率が20%UPする馬券講座」1日目です。
馬券収支を上げる事は、回収率を上げるという事です。
回収率というのは、馬券で賭けた金額に対しての回収額の割合ですね。
10,000円賭けて15,000円当たれば、回収率150%。
つまり回収率100%以上になれば、プラスになるという事です。
馬券というのはちょっとした事で回収率を上げる事が出来ます。
回収率を考慮せずに馬券を買ってる人であれば、10~20%回収率を上げる事は意外と簡単なのです。
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【競馬の知識は必要?】
まず、馬券で勝つためには、
「競馬をよく知らないと無理…」
と考える人は多いのではないでしょうか?
ハッキリ言って、競馬の事を知らなくても回収率を上げる事は可能です。
むしろ、勝つために競馬の知識は必要無い…と言っても過言ではありません。
必要なのは「馬券で回収率を上げる知識」です。
競馬の知識では無いので、どんなに競馬が詳しくても馬券で勝つ事はまた別の話なのです。
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【馬券を当てに行くな!】
目的は回収率を上げる事、言わば馬券で勝つ事です。
馬券を的中させる事ではありません。
これを間違えないようにしてください。
この講座教える技術は、馬券を当てる事ではなく、あくまで馬券の配当が目的です。
馬券の的中率と回収率は大きな違いがあります。
1回の的中が大きければ、的中率が10%以下でも、回収率100%以上になりますし、
1回の的中が小さければ、的中率が80%あっても、マイナスになる可能性はあります。
「馬券を当てれば回収率が上がる」
というのは、大きな間違いです。
あくまで賭けた馬券の金額に対しての期待値がプラスかどうかが問題なので、回収率というものをしっかり頭に入れておいて下さい。
迷わないデータ馬券術(2日目)
「回収率が20%UPする馬券講座」2日目です。
今回は「予想」について話していきます。
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【迷う競馬予想は間違い】
馬券で稼ぐためには、競馬新聞を色々見て予想をし、悩みに悩んで決めるイメージが無いでしょうか?
しかし、実際に継続的に勝つ人は、馬券を購入する時点で悩む事はほとんどありません。
それは「期待値のある答え」が見えてるからです。
実際のレース結果はわからないですが、購入する馬券に対しては期待値があります。
それを買い続ければ回収率が高くなるという根拠があるから、馬券購入に迷わないんです。
逆に迷う馬券には再現性が無いので、回収率をプラスにする事は難しくなってきます。
回収率をプラスにするには、回収率が高くなる根拠があり、尚且つ再現性が必要です。
そうなってくると、気分次第の予想や勘に頼った予想はしてはいけないわけです。
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【期待値があるパターン】
では、期待値があるパターンをどうやって見つけるか?
これは過去のデータから見つける方法がベストです。
例えば、同じ条件で過去10年間ずっと回収率の高いパターンがあれば、それはこれからの未来もかなり高い確率で再現されるわけです。
毎回勝てるわけでは無いにしろ、過去10年間の回収率と同じ値に収束して行くというわけですね。
大事なのは、的中する馬のパターンを見つけるのではなく、回収率の高い馬のパターンを見つけるという事です。
的中率は回収率を収束するために必要な要素でもありますが、まずは回収率が高くなくては意味がないです。
何よりも最初に回収率が重要。
それを念頭に置いておいて下さい。
それでは、
次回からは、回収率の高いパターンを暴露致します。
これからこの講座で教える内容はなるべく他言はせず、自分のためだけに使って頂けると有難いです。
偶数枠と奇数枠による回収率の差(3日目)
こんにちは、たけしです。
「回収率が20%UPする馬券講座」3日目です。
今日から回収率が高いパターンの条件について、色々と書いて行こうと思います。
まずは、一番わかりやすい出走馬の馬番による回収率の差を見ていきましょう。
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■2000~2014年データ(新馬・未出走除く)
馬番 勝率 単回値
1番 7.3% 69
2番 7.8% 74
3番 7.2% 67
4番 7.7% 74
5番 7.3% 72
6番 7.5% 73
7番 7.3% 68
8番 7.4% 74
9番 7.0% 66
10番 7.3% 77
11番 6.6% 70
12番 6.7% 73
13番 6.4% 68
14番 6.3% 75
15番 6.0% 72
16番 6.3% 75
17番 5.1% 71
18番 5.4% 77
偶数番 7.2% 74
奇数番 6.9% 69
大外 7.5% 74
平均 7.1% 72
——————————
「単回値」とは、単勝を100円賭けた場合の平均回収値と思ってください。
要は単勝回収率ですね、100だと期待値プラスマイナス0で、回収率100%という事です。
上記の数値を見て、馬番による差がわかりましたか?
奇数番よりも偶数番の方が、回収率が高くなっていますね。
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偶数 勝率 7.2% 単回値 74
奇数 勝率 6.9% 単回値 69
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偶数番は平均して回収率74%になり、
奇数番は平均して回収率69%なるという事ですね。
15年分の大量のデータが揃ってるにも関わらず、偶数番と奇数番で5%もの差が出ました。
これはもちろん偶然ではありません。
実際、奇数番よりも偶数番の方が勝率が3~5%前後高くなり、回収率も高くなる傾向が出ています。
ほぼ毎年この傾向が出ています。
よって、これから先もまず変わらないであろう、再現性のあるデータなのです。
こういった再現性のある回収率の高いデータを知ってるか知らないかで、普段の馬券予想結果に僅かな差が出てきます。
例えば、同じ能力と予想した偶数番の馬と奇数番の馬がいれば、
偶数番の馬を優先的に選ぶ事によって、約3~5%回収率が向上するという理論になります。
「偶数番の方が有利」
という事を知っているだけで、単勝回収率は向上するわけですね。
では、なぜ偶数の方が有利か?
これには理由があります。
おそらく、競馬をよく知ってる人は感付いていると思いますが…。
「ゲートが後入れ」
…だからですね。
競馬はスタートの時、奇数番号の馬を先にゲートに入れて、偶数番号を後に入れます。
競走馬はゲート内で長く待機させられるとスタートのタイミングを見失います。
馬によっては暴れたりしますし、出遅れる可能性が高くなるんです。
基本的にゲート内に入ったら、すぐにスタートを切るというのが最も結果が出やすいタイミングです。
もちろんゲート内で待たされても影響の無い馬はいますが、全体的に考えたら悪影響のあるパターンの方が多いので、ゲート後入れの偶数番の方が回収率が下がりやすいという事ですね。
ちなみに。ゲート入れに関して一番有利なのは大外枠です。
大外枠は最後にゲートに入れるのが決まりですからね。
大外枠は単回値74と、回収率は高くなってます。
このように、後入れが不利で、先入れが有利なわけですが、
本当に大事なのは
「有利になる」「不利になる」
という事では無いです。
大事なのは、
「不利になってる事を、馬券購入者が考慮していない」
という事が、最も重要なポイントです。
奇数枠が不利で、偶数枠が有利な事がしっかりと認知されていれば、
偶数枠はオッズが低くなり、勝率は上がっても期待値は変わらないはずです。
しかし、偶数枠は勝率 7.1%で単回値 75。
奇数枠は勝率 6.8%で単回値 68。
偶数枠は奇数枠に対して勝率も上がってるし、単回値も上がってます。
つまりこれは、馬券購入者の大半が偶数枠の優位性を考慮してないという事です。
偶数枠の方が奇数枠より有利という事が一般的に認知されてないから、偶数枠の馬券に配当が付きやすくなってるわけですね。
ちょっと長くなりましたが理解出来たでしょうか?
ほんの少しの差ですが、奇数枠よりも偶数枠を優先して買うだけで、回収率は間違いなくUPします。
このような回収率に差が出る知識をいくつも身に付ける事で、ドンドン回収率はUPしていきます。
では、次回のメルマガでも、過去のデータを例にして詳しく解説していこうと思います。
内枠と外枠の回収率の差(4日目)
「回収率が20%UPする馬券講座」4日目です。
今回も前回と同じく、枠順による回収率の差を見て行きたいと思います。
前回は奇数番と偶数番による差を見ました。
今回は、内枠と外枠の差を見てみましょう。
まずは、同じ奇数番の中での、内枠と外枠の差です。
——————————
■2000~2014年データ(新馬・未出走&大外除く)
馬番 勝率 単回値
1番 7.3% 69
3番 7.2% 67
5番 7.3% 72
7番 7.3% 68
9番 7.0% 66
11番 6.6% 70
13番 6.4% 68
15番 6.0% 72
17番 5.1% 71
平均 6.9% 69
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どうでしょうか?
まず、勝率を見て下さい。
1~7番あたりの内枠の方が勝率が良いですよね。
全体的に見ると、7.3~5.1%と、かなりの差があります。
これは単純にインコースを回った方が距離的な優位性があるからです。
インの方が馬場が荒れてたり不利に合ったりする場合もありますが、
全体的なデータからは、やはり距離的な優位性が強いんですね。
しかし、単回値。
つまり単勝回収率はどうでしょうか?
殆ど差がないですよね?
むしろ、勝率が低いはずの15番や17番は回収率が若干高くなってます。
これはつまり、一般大衆の馬券購入者が外枠を買う事を嫌っているという事です。
つまり、内枠が有利で外枠が不利という事が一般的に認知されているんですね。
外枠は不利という概念が入っているからこそ一般人は買いにくくなり、外枠の馬のオッズが高くなっている。
よって、勝率の低い外枠でも単回値が変わらない…という事です。
では、次は偶数枠のデータです。
——————————
■2000~2014年データ(新馬&大外除く)
馬番 勝率 単回値
2番 7.8% 74
4番 7.7% 74
6番 7.5% 73
8番 7.3% 74
10番 7.1% 77
12番 6.5% 72
14番 6.1% 75
16番 5.3% 69
偶数 7.2% 73
——————————
奇数番と同じく、内枠の方が勝率は明らかに高いですね。
単回値で見るとほとんど差はありません。
16番が低くなってますが、データのブレと見ていいと思います。
14番枠などは、勝率は低くても単回値は高いですしね。
やはり、馬券購入者は外枠が不利という事を考慮してるという事になりますね。
先日のデータでは、偶数と奇数では明らかに偶数番の方が馬券的においしかったのに、
内枠外枠の差に関しては回収率的に大して影響がないって事になります。
勝率が回収率に影響するものもあれば影響しないものもあるって事ですね。
今回の事をまとめると、
基本的に内枠と外枠の差は、回収率には影響しないので、馬券を買う上では考慮しなくていいという事になります。
それでは次回からは、
また違った、回収率がUPするパターンのデータについて書いて行こうと思います。
単勝オッズ別による単勝回収率の差(5日目)
こんにちは、たけしです。
「回収率が20%UPする馬券講座」5日目です。
今回は単勝オッズ別に、回収率の差を検証して行こうと思います。
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■過去15年データ(新馬&未出走除く)
単勝オッズ 勝率 単回値
1.0~ 1.9 48.6% 77
2.0~ 2.9 31.3% 76
3.0~ 3.9 23.0% 79
4.0~ 4.9 17.7% 78
5.0~ 6.9 13.7% 80
7.0~ 9.9 10.0% 82
10.0~14.9 7.0% 85
15.0~19.9 5.0% 86
20.0~29.9 3.4% 82
30.0~49.9 2.1% 79
50.0~99.9 1.1% 71
100~ 0.3% 42
——————————
平均 7.1% 72
——————————
まずは単回値、単勝回収率ですが、
ここ15年間の平均は約72です。
しかし、単勝オッズ50倍以上のデータは、すべて単回値72を下回ってます。
特に100倍以上の大穴では、回収率は激減してます。
単勝馬券を買う時は、100倍以上のオッズになるべく手を出さないというのが一つのポイントになりますね。
勝率は人気馬、つまり単勝オッズが低い馬の方が高いです。
1.0~1.9倍の馬であれば、勝率は48.6%と、半分近く勝ってますね。
ただし、人気馬は回収率に関しては決して高くありません。
対して、単勝オッズ 5.0~29.9倍の範囲の中穴の馬は、回収率は高めです。
勝率は当然本命馬より低いですが、馬券を買う上での期待値は高いのです。
人気馬の回収率がイマイチなのは、過剰人気によるオッズ集中が原因の一つです。
馬券を買う人が多ければ多いほど、その馬のオッズ・配当は下がります。
単勝人気が上がる事によって、さらに人気馬は実力以上の評価が与えられてしまうという事が考えられます。
メディアや競馬新聞などの影響も大きいですね。
実際、大きいレースほど人気馬の過剰人気の傾向は強いです。
メディアが大きく取り上げますからね。
その証拠に、
全体のレースの単勝払い戻し平均値は 1,020円に対し、
重賞レースでの単勝払い戻し平均値は 1,187円となってます。
また、1.0~2.9倍の馬に関しては、
全てのレースの単回値が 77なのに対し、
重賞レースの単回値は 72と、かなり低い値になってます。
基本的に、大きいレースほど人気馬を疑った方が良いという事ですね。
全体で見ると、一番単勝回収率が高いのは10倍~20倍の中穴の馬ですね。
無条件に10倍~20倍の馬だけ単勝を買い続けるのと、1番人気の単勝を買い続けるのでは、約10%近くの回収率の差が出てくるという事になります。
こういったデータによるフィルターを、実際の自分の予想に加えるといった事でも回収率はUPします。
単勝を買う時は、なるべく1.0~4.9倍と50倍以上の馬は避け、
10~20倍の馬を優先的に買う…という事です。
データ競馬は勝率のデータを見るのではなく、回収率のデータを見る事がポイントですね。
ちなみに、今回の例は単勝回収率です。
あくまで「単勝に関して」は、中穴の馬がおいしいって事なんですよね。
では、複勝回収率に関してはどうでしょうか?
続きは、明日のメルマガで検証して行きます。
単勝オッズ別による「複勝」回収率の差(6日目)
こんにちは、たけしです。
「回収率が20%UPする馬券講座」6日目です。
今回は単勝オッズのデータを基に「複勝回収率」を、検証して行きます。
単勝回収率では、単勝オッズ10~20倍あたりが一番回収率が高かったわけですが、
複勝回収率ではどうなんでしょうか?
——————————
■過去15年データ(新馬&未出走除く)
単勝オッズ 複勝率 複回値
1.0~ 1.9 80.0% 87
2.0~ 2.9 65.9% 83
3.0~ 3.9 55.9% 82
4.0~ 4.9 48.7% 80
5.0~ 6.9 41.6% 80
7.0~ 9.9 33.6% 80
10.0~14.9 26.3% 81
15.0~19.9 20.5% 81
20.0~29.9 15.7% 80
30.0~49.9 10.9% 80
50.0~99.9 6.2% 75
100~ 2.0% 53
——————————
平均 21.2% 74
——————————
複勝回収率で見ると、一番回収率が高いのは1.0~1.9倍の馬
…という事になりました。
単純に人気馬ほど回収率は高くなる傾向があります。
単勝回収率とは明らかに違う傾向ですね。
単勝を買う場合は中穴の馬がおいしいですが、
複勝を買う場合は1番人気を買った方が回収率が高いという事になります。
なぜ、単勝と複勝で回収率の差がここまで出てくるのか…と言うと、
これは馬券購入者の心理状態が影響してます。
もし中穴や大穴の人気の無い馬を買う場合、
単勝と複勝、どちらが買いやすいでしょうか?
単勝数十倍のオッズの人気の無い馬であれば、
単勝ではなく、複勝を買おうとする人の方が多いはずです。
「1着は厳しいけど、2~3着ならあり得る」
と言う考えになるんですよね。
殆どの人はこの時、回収率ではなく、勝率で馬券を考えてしまっています。
こういった心理状態が働くからこそ、
中穴や大穴の人気が無い馬は複勝オッズが過剰人気になり易く、
逆に単勝オッズは不人気になり、おいしい馬券になり易い…
といったわけです。
1番人気の馬に限っても、似たような心理状態が働きます。
断然の1番人気の馬であれば、単勝と複勝どちらを買うでしょうか?
複勝を買って当てた所で、1.1~1.3倍程度にしかならないのであれば、ほとんどの人はその馬券に魅力を感じません。
逆に1番人気であれば勝つ可能性が高いので、
「単勝をドカンと買って勝負!」
という心理になり易いわけです。
だからこそ、人気馬は単勝オッズが過剰人気になりやすいわけであって、
逆に複勝オッズがおいしい馬券になりやすい…
といったわけですね。
ちなみに、3連複と3連単などの「連複」と「連単」でも、同じように券種による期待値の差が生まれます。
詳しくは明日のメルマガで書きますね。
ともかく、
こういったオッズと実力の歪みを知るだけで、馬券の回収率は確実にUPします。
オッズは馬の強さを表す数値ではなく、購入者の心理状態を表す数値なので、そこを逆手に取れば期待値が生まれてくるわけです。
「オッズは素人が作っている」
という事を忘れないで下さいね。
連複と連単の正しい使い分け(7日目)
「回収率が20%UPする馬券講座」7日目になりました。
馬券には、
1着→2着を順番通りに当てる連勝単式「連単」と、
1着・2着を順不同で当てる連勝複式「連複」があります。
連複は、ワイド・馬連・3連複 などが当てはまり、
連単は、馬単・3連単 などが当てはまります。
これらはそれぞれどういった場面で、どちらの券種が回収率が高くなるのでしょうか?
…
答えは、
「人気馬」の組み合わせであれば、「連複」の方が回収率が高くなりやすく、
「穴馬」の組み合わせであれば、「連単」の方が回収率が高くなりやすいです。
これは先日のメルマガで話した心理状態と似た理由になります。
「連単」は着順を順番通りに当てなくてはいけません。
心理状態としては、人気馬を頭にした馬券や、人気馬同士の組み合わせで点数を少なく勝負しがちなわけです。
だからこそ、「連単」は人気馬が絡む馬券では過剰人気し、回収率も低くなる傾向があります。
逆に、穴馬を頭に固定した「連単」の馬券や、穴馬同士の組み合わせであれば買いにくい馬券となるため、回収率は高くなる傾向があります。
「連複」の場合は着順は順不同で良いので、穴馬を中心に点数を多く買いたい時などに使われがちです。
また、穴馬同士の組み合わせであれば、連複でも十分高配当は見込めるため、穴馬が絡む馬券は「連複」で買うといった心理状態になります。
よって、穴馬の「連複」は回収率が低くなりがち。
逆に1番人気馬絡みの「連複」だと、オッズはたいして付かないため、高配当を求めるために「連複」を避ける傾向があります。
簡単に説明すると、
人気馬同士の組み見合わせ、人気馬が軸など、配当が少ない馬券は、「連複」が有利。
穴馬が絡んだ馬券、穴馬が1着軸、配当の大きい馬券は、「連単」が有利と言う事です。
これはかなり重要なんで、絶対に覚えておきましょう。
もちろんこれらはオッズデータに証拠として出ています。
1・2・3番人気を3連複で買う場合と、この3頭を3馬単ボックスで買う時は、ほぼ確実に3連複ボックスの方が期待値は高くなります。
実際に過去のオッズデータを参照して、
「2015年 天皇賞春」の1・2・3番人気を3連複と3連単ボックスで買ってみましょう。
まず、3連複で上位人気3頭の
13-キズナ
1-ゴールドシップ
17-アドマイヤデウス
の組み合わせは 20.5倍。
仮に、これを61,000円購入すると、当たった時の損益は、+1,189,500円になります。
【3連複1点】
1-13-17 61000円×20.5 損益+1,189,500円
対して、3連単ボックスで同じ払戻金額になるように 61,000円分を購入してみます。
【3連単ボックス6点】
1→13→17 11100円×90.3 損益+941,330円
1→17→13 9000円×111.6 損益+943,400円
13→1→17 12500円×80.6 損益+946,500円
13→17→1 11400円×87.9 損益+941,060円
17→1→13 7900円×127.8 損益+948,620円
17→13→1 9100円×110.9 損益+948,190円
3連単の場合だと、どの組み合わせでも3連複に比べて回収額が200,000円以上も少ないですね。
回収率にすると、なんと20%ほども変わります!
同じ金額を同じ組み合わせで勝ったとしても、連複と連単でこれだけの違いが出るわけです。
馬券の買い方一つで、ここまで回収率に変化が生まれてくるわけですね。
人気馬の組み合わせは連複の方が回収率が高くなる…という現象は、どのレースでもほぼ間違いなく起こります。
逆に、穴馬同士などの穴馬券の組み合わせでは、連単の方が回収率は高くなります。
実際に、他の過去のレースでシミュレーションしてみると理解が深まると思います。
netkeiba.com の馬券購入システムには自動資金配分機能があるので、「同じ払戻金額になるように配分」にチェックを入れれば、上記のように3連単を同じ損益になるように配分をする事が出来ます。
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◎netkeiba.com 重賞スケジュール
※ログイン後、過去の重賞を選んで→馬券購入(netkeiba会員IDは無料で作れます)
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色々なレースで人気馬の組み合わせと穴馬の組み合わせをシミュレーションして、連複と連単の回収率の差を体感してみましょう。
馬体重による回収率の差(8日目)
こんにちは、たけしです。
「回収率が20%UPする馬券講座」8日目です。
さて、今回は馬体重による回収率の差について書いて行きます。
馬体重は、馬が出走する時の体重ですね。
サラブレッドは大体400kg~540kgくらいで出走します。
過去数年のデータ上、何kgの馬体重の馬が一番回収率が高いでしょうか?
——————————
馬体重 勝率 単回値
~399kg 1.8% 34
400~419kg 3.4% 49
420~439kg 4.9% 62
440~459kg 6.2% 68
460~479kg 7.4% 74
480~499kg 8.1% 77
500~519kg 8.9% 82
520~539kg 9.0% 77
540kg~ 8.4% 76
——————————
回収率が最も高いのは、
500kg~519kg、の馬です。
過去15年のデータでは、500~520kgの馬は単勝回収率が82%。
平均の72%を10%も上回る結果になってます。
基本的に馬体重は多いほうが良い結果になってますね。
540kg以上は、ちょっとだけ勝率や回収率も減りますが、それでも全体的な回収率は高めです。
やはり大きい馬の方がレースでの当たりに強かったり、積んでいるエンジンが違うという事が理由ですね。
基本的に馬体重による斤量差は無いので、単純に大きい馬の方が有利なんですよね。
しかしながら、馬券購入者は馬体重をそこまで考慮してないため、勝率の高い馬格のある馬が回収率も高い傾向にあるわけです。
極稀に小さい馬でも強い馬はいます。
ディープインパクトなんかがそうですね。
しかし、ディープインパクトのように440kg程度の馬の平均回収率は65%程度と低めです。
また、牝馬も体重は少ない傾向にあるため、必然的に牝馬も回収率は低いという事になりますね。
例外もいますが、全体的には大きい馬の方がやはり有利で、過去のデータ上でも勝率は高いです。
つまり、
「迷ったら馬体重の大きい馬を買え!」
というのが、回収率を上げる上での鉄則になりますね。
さて、次回は馬体重ではなく、
「前走に対する馬体重増減の大きさ」によって、回収率がどのように変化するかを検証して行きます。
馬体重増減 前走比による回収率の差(9日目)
こんにちは、たけしです。
「回収率が20%UPする馬券講座」9日目です。
さて、先日は馬体重が多い馬が期待値が高い…
という事について話しましたが、
本日は馬体重の前走比に関してです。
馬体重自体ではなく、
前走に対して体重が増えた馬が回収率が高いのか?
それとも、体重が減った馬が回収率が高いのか?
…という事です。
——————————
【馬体重前走比の回収率】
馬体重 勝率 単回値
~-20kg 2.7% 52
-19~-10kg 5.4% 64
-9~ -4kg 7.2% 72
-3~ +3kg 7.7% 74
+4~ +9kg 7.1% 70
+10~+19kg 6.1% 75
+20kg~ 5.1% 83
——————————
回収率が高いのは+20kg以上の、激太りの馬です!
結構意外だったかもしれませんね。
実は、+20kgと言うと「絞れてない」「調教不足」といったイメージが沸きがちです。
しかし、実際は成長分であったり、トレーニングによって筋肉が付いたりとプラスになってる場合も結構多いんです。
勝率で見ると、一番勝率が高いのは -3~+3kgの馬。
つまり、前走比で増減の無い馬が一番勝率は高いです。
ただ、回収率で言うと普通ですね。
+10kg以上だと若干勝率は落ちますが、それ以上に馬券購入者が買いにくくなるため、オッズがおいしくなります。
プラス体重だと、どうしても「調教不足」というマイナスのイメージが先行しがちのため、不人気になって回収率も上がるという結果になるんですね。
逆に、マイナス10kg以上の場合は、回収率は激減します。
これも馬券購入者の間違った認識で、
「馬体重がマイナス」=「絞れている」
といった良いイメージが先行しがちです。
しかし、実際は調子が悪いだけだったり、カイ食いが落ちてる事によるマイナスである事が多いので、勝率は大きく落ちてしまうわけです。
このデータも毎年同じ傾向がみられます。
馬体重が10kg以上増えている馬は、優先的に買うようにすると良いですね。
さらに、成長分による馬体重プラスなのか、調教不足による馬体重プラスなのかをしっかり見極められれば、より良い結果が見込めるでしょう。
レース間隔による回収率の差(10日目)
「回収率が20%UPする馬券講座」
10日目になりました。
そろそろ、高い回収率の傾向が掴めてきたのではないでしょうか?
今回は、レース間隔による回収率の差について検証して行きます。
どれくらいのレース間隔が勝率が高く、
どれくらいのレース間隔が回収率が高いでしょうか?
・連闘
・1週
・2週
・3週
・4週
・2か月
・3か月
・半年
・1年
ちょっと考えてみて下さい。
…
…
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【過去15年 レース間隔データ】
レース間隔 勝率 単回値
連闘 6.6% 67
2週 7.7% 69
3週 8.0% 71
4週 7.7% 74
5~9週 6.5% 73
10週~半年 5.8% 78
半年以上 4.7% 68
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一番回収率が高いのは、中10週~半年です。
なんとも中途半端なレース間隔と思うかもしれませんね。
勝率は、中2~4週くらいが一番高くなっています。
勝つためにベストなレース間隔は中3週前後なんですよね。
これは競馬に詳しい人なら知ってると思います。
実際、ステップレースも中2~3週で組まれている事が多いですね。
そこから間隔が空くたびに勝率は下がりますが、馬券としての回収率はむしろ上がっています。
これは、「休み明け」と言うワードが、競馬新聞やメディアで出てくるからですね。
「休み明け」と聞くと、どうしてもマイナスのイメージを持ってしまって、しっかり馬体は仕上がってるにも関わらず、心理的に買いにくい状況になってるわけです。
よって不人気になり、オッズがおいしくなりがちという事ですね。
10週~半年がダントツに高いのは、ちゃんとした理由があります。
実は、一般的に競馬新聞などの馬柱に「休み明け」と表記されるのが3か月~という間隔なんですよね。
だから一番回収率が高くなるのはギリギリ3か月経った時なんです。
大して間隔は空いておらず、調子も整えやすいのに「休み明け」と表記される事で馬券購入者から嫌われ、オッズはおいしくなるわけですからね。
レース間隔は、勝率の高い中2~4週ではなく、
ちょっと間隔が空いたくらいの休み明けこそ、回収率が高いという事を頭に入れておきましょう。
斤量による回収率の差(11日目)
こんにちは、たけしです。
「回収率が20%UPする馬券講座」11日目になります。
今回は「斤量」についての検証です。
斤量とは、馬が背負う重さの事ですね。
ジョッキーと鞍を合わせた重さになります。
競馬のレースには馬の獲得賞金額によって斤量が決まる別定戦、ハンデキャップ戦などがあります。
ハンデ戦では強い馬ほど重い斤量になり、場合によっては10kg位の差が出るレースもありますね。
また、馬齢によって体重が決まってる馬齢戦、定量戦などあります。
G1などの大きいレースはこっちですね。
実際、斤量が重い馬と、斤量が軽い馬。
どちらが回収率が高いのでしょうか?
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【斤量による勝率と回収率の差】
斤量 勝率 単回値
~49kg 5.1% 75
49.5~51kg 3.4% 62
51.5~53kg 5.7% 68
53.5~55kg 7.0% 71
55.5~57kg 7.8% 74
57.5~59kg 8.8% 82
59.5~ 9.4% 83
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勝率、回収率、
共に一番重い斤量が高いという結果ですね。
59.5キロだと、かなり重い斤量に思われるかもしれませんが、実際はそこまで影響はしていないようです。
そもそも実績を残している馬が重い斤量を背負ってるので、やはり多少ハンデがあったとしても実力通りに決まる傾向があるようです。
これだけで判断するのも悪く無いですが、
さらにハンデキャップ戦・別定戦と、定量戦に分けて検証してみます。
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【ハンデ戦・別定戦の勝率と回収率の差】
斤量 勝率 単回値
~49kg 4.5% 92
49.5~51kg 2.7% 61
51.5~53kg 5.1% 75
53.5~55kg 6.7% 74
55.5~57kg 8.1% 74
57.5~59kg 12.9% 94
59.5~ 8.9% 80
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【定量戦の勝率と回収率の差】
斤量 勝率 単回値
~49kg 5.5% 63
49.5~51kg 3.6% 62
51.5~53kg 6.0% 66
53.5~55kg 7.1% 70
55.5~57kg 7.7% 74
57.5~59kg 5.8% 73
59.5~ 9.7% 84
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定量戦では、基本的に重くなれば重くなるほど回収率が高いです。
別定・ハンデ戦では、実力のある馬はハンデを背負ってるように見えますが、そこまで大きい変化はなく、57.5~59kgについては単回値94とめちゃくちゃ高いです。
しかし、定量戦よりかは回収率は若干平均化し、軽い51.5~53.0kgでも単回値75となかなかの数値になってますね。
49kg以下のハンデの馬は回収率がかなり高くなってますね。
ただ、15年間で勝ち馬が21頭しかおらず、データがかなり少ないためあまりアテにならないと思います。
また、定量戦では全体の単勝回収率の平均が71に対し、ハンデ・別定戦では平均75となってます。
ハンデ・別定戦の方がそもそもレースが荒れやすいという事で、高配当を狙うべきレースという事になりますね。
このように、さらに条件を分けて検証すると面白いし、さらに特徴のあるデータが見えてくると思います。
混合戦なのか、牝馬限定戦なのか…、などで細分化させてもいいですね。
今回の検証では、斤量ではハンデ戦や定量戦に関わらず、基本的に斤量が重い馬を買った方が無難…という結論でいいでしょう。
脚質・位置取りによる回収率の差(12日目)
こんにちは、たけしです。
「回収率が20%UPする馬券講座」12日目です。
今回は競走馬の脚質についての回収率の差を見て行きたいと思います。
脚質とは…
逃げ・先行・差し・追い込み
などの、道中の位置取りの事。
逃げ馬が回収率がいいのか…
差し馬が回収率がいいのか…
って事ですね。
実際に脚質が、先行か差しか…というのは判断しにくい所なので、
第3コーナーの通過順位を脚質の参考データとしました。
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【過去15年の3角通過位置によるデータ】
3角位置 勝率 単回値
1番手 21.1% 208
2番手 13.1% 117
3番手 10.9% 94
4番手 9.4% 84
5番手 7.6% 74
6番手 6.5% 63
7番手 5.6% 61
8番手 4.7% 52
9番手 3.9% 49
10番手以下 2.1% 31
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何と!
第3コーナーを1番手で通過した逃げ馬は、単勝回収率208%という驚異的な結果になりました。
2番手でも117%なので、前に行く馬を当てれば回収率はプラスになる…、という事になりますね。
展開的には逃げ馬が一番不利を受けにくく、有利なコースを通る事が出来ます。
理論的にも、逃げ馬が一番有利なわけですね。
単純に前に位置取っている馬ほど勝率は高くなるし、回収率も明らかに高くなるデータになってます。
ただし!
当然馬券はレースが始まる前に買わなければいけないので、
どの馬が前に行くかを予想しなければ行けません。
そして、レースが始まる前に逃げ先行馬を当てる…というのは、思っている以上に難しい事です。
…となると、前に行く馬を当てるためには、前走までのデータを参考にする事になります。
前走の3コーナーを何番手で通過したかで回収率や勝率を出せば、実際の馬券に役立つデータが出るわけです。
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【過去15年の前走3角通過位置によるデータ】
前走3角位置 勝率 単回値
1番手 20.0% 76
2番手 20.3% 79
3番手 19.1% 77
4番手 18.0% 80
5番手 16.5% 80
6番手 15.6% 77
7番手 14.0% 67
8番手 13.0% 68
9番手 11.7% 70
10番手以下 8.9% 64
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前走3コーナーのデータを比較するとこんな感じです。
勝率こそ前走前に位置取った馬の方が高いですが、前走で逃げた馬の回収率はそこまで高くないです。
一番回収率が高いのは、4~5番手という結果になってますね。
つまりは前走での先行型の馬に期待値があるという事です。
逃げ馬が有利なのは明確なので、前走で堂々と逃げた馬はマークされやすい傾向がありそうですね。
また、馬券購入者も前走の逃げ馬を優先して買う傾向がありそうです。
データ上、前走で先行した馬の回収率が高い原因は、不意を突いて逃げてそのまま逃げ切るといったパターンがあるからだと思います。
前走が10番手以下の差し・追い込み戦法を取った馬については、回収率は低め。
やはり基本的には前に行ける馬でないと、不利という事は間違いないですね。
脚質による優位性を考えるなら、前走4~5番手前後の先行馬…って事になりますね。
「展開によっては逃げそうな前走先行した馬」
を考えて買う方法がベストかもしれないです。
前走着差による回収率の差(13日目)
「回収率が20%UPする馬券講座」13日目です。
今回は、前走の着差による回収率の差について検証します。
前走の着順で検証してもいいのですが、タイム差別で出した方のが精度は上がると思ったので、タイム差で出しました。
1.0秒差の2着とタイム差なしの2着では、全然内容は違いますからね。
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【前走タイム差別の回収率データ】
前走着差 勝率 単回値
勝2.0~ 18.9% 45
勝1.0~1.9 16.4% 72
勝0.6~0.9 13.1% 65
勝0.3~0.5 10.8% 82
勝0.1~0.2 8.5% 74
勝0.0 6.7% 70
負0.0 20.8% 76
負0.1~0.2 16.9% 76
負0.3~0.5 11.5% 76
負0.6~0.9 7.9% 79
負1.0~1.9 4.5% 74
負2.0~2.9 2.6% 65
負3.0~3.9 1.7% 47
負4.0~ 1.6% 50
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なかなか面白いデータが出てますね。
まず、前走2.0秒差以上のぶっちぎりで勝った馬。
勝率こそ良いですが、単回値はめちゃくちゃ低いです!
明らかに、前走にインパクトがありすぎて過剰人気しやすい傾向があるって事だと思います。
タイム差無しで前走ギリギリで勝った馬については、次走の勝率はかなり低いです。
単勝回収率もやや低目なので、前走1着でも0.0秒差で勝ってる馬は割り引いて評価すべきですね。
逆に、前走タイム差無しで負けた馬は、次走の勝率はかなり高いです。
同ランクで人気も出るはずですが、回収率も高めに出ています。
タイム差2.0秒以上で負けた馬に関しては、回収率はかなり低めですね。
着順に関係なく、2.0秒差以上で負けた馬はちょっと買いにくくなります。
以上の事をまとめると、
2.0秒差以上で勝った馬と負けた馬。
タイム差なしで勝った馬。
これらの馬は、次走回収率が低くなる傾向があると考えた方が良さそうです。
馬柱を見て予想する時は、これらの事を頭に入れて予想をするようにしましょう。
所属厩舎・トレセンによる回収率の差(14日目)
こんにちは、たけしです。
「回収率が20%UPする馬券講座」14日目です。
今回は、美浦トレセン所属か、栗東トレセン所属か。
それぞれの勝率と回収率について検証します。
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【所属厩舎による回収率データ】
所属厩舎 勝率 単回値
美浦 6.3% 67
栗東 7.9% 76
地方 1.8% 58
海外 6.5% 86
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西高東低と言う名の通り、
JRAでは栗東トレセンに所属している厩舎の馬の方が勝率は高いです。
そして、単回値も栗東の方が高いですね。
回収率が約10%も違います。
馬券購入者は、東西のトレセンどっちに所属しているかは、そこまで考慮してはいないようです。
単純に栗東トレセン所属馬を中心に買うだけで、回収率の向上は相当見込めますね。
ただし、今後のトレセンの設備状況によっては、この西高東低が変化する可能性はあります。
現に、80年代半ばまでは「東高西低」で、美浦所属馬の方が強い時代でしたからね。
1年毎にデータを見比べて、栗東所属厩舎の優位性が変化していないかをチェックしておく事が大事になりそうです。
取り敢えず、
2014年のデータでは、美浦の単回値69、栗東の単回値77。
2013年のデータでは、美浦の単回値69、栗東の単回値75。
…との事なので、近年での大きな変化は無さそうです。
地方所属の馬に対しては、勝率も回収率も低めなので、基本的に手を出さない方が良さそう。
海外の馬に関しては、回収率は高め。
ただし、データ量不足なため信頼度は低いです。
必然的に、ジョッキーも栗東所属のジョッキーの方が回収率は高い傾向になりますね。
ただ、各ジョッキーの調子によってもデータは変化するので、あまりお勧めしません。
基本的にデータ競馬は、変化しにくいデータを引用するのが基本ですね。
牡馬と牝馬による回収率の差(15日目)
こんにちは、たけしです。
「回収率が20%UPする馬券講座」15日目です。
今回は馬の性別に関してです。
混合戦では、牡馬と牝馬が出走します。
果たして、どちらが回収率が高いのでしょうか?
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【牡馬と牝馬の回収率(混合戦のみ)】
性別 勝率 単回値 複回値
牡馬 7.7% 75 77
牝馬 5.4% 63 70
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全馬 7.1% 71 74
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牡馬はセン馬(去勢した牡馬)も含みます。
これは明らかな差が出ましたね。
牡馬と牝馬が両方出走する混合戦では、明らかに牡馬の方が勝率も回収率も高いです。
基本的に牝馬というステータスは、マイナスとして捉えるべきですね。
しかし、
以前のデータで、「馬体重が多い馬ほど回収率も勝率も高い」といったデータがありました。
牝馬は牡馬に対して体重が軽い傾向があるため、
牝馬が弱いのではなく、牝馬は馬体重が少ないから弱いのでは…?
という疑問が沸いてきますね。
そこで、同じ体重の区分の牡馬と牝馬を比較してみました。
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牡馬馬体重 勝率 単勝回収値
440~459kg 6.4% 68
460~479kg 7.6% 75
480~499kg 8.3% 78
500~519kg 9.1% 82
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牝馬馬体重(牝馬限定戦除く) 勝率 単勝回収値
440~459kg 5.3% 62
460~479kg 6.4% 67
480~499kg 7.2% 72
500~519kg 6.7% 73
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同じ体重の区分でも、牡馬と牝馬では明らかに牡馬の方が勝率も回収率も高い…、
という結果になりました!
牡馬の方が勝率や回収率が高いのは、馬体重のせいではないという事ですね。
これらの結果から、混合戦の牝馬は割り引く必要があるという事になります。
最も荒れやすいコースは?(16日目)
こんにちは、たけしです。
「回収率が20%UPする馬券講座」16日目です。
今回は距離や馬場などのコースについてのデータです。
まずは、短い距離と長い距離で比較します。
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【距離による回収率の差】
距離 単回値 複回値
1000m~1300m 70 74
1400m~1600m 70 73
1700m~2000m 72 75
2100m~2400m 74 73
2500m~ 83 79
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距離的な差だと、長ければ長いほど回収率が高い傾向が出ました。
複勝回収率などもそういった傾向が見られましたね。
このデータからわかる事は、
距離が長ければ長いほど予想はしにくく、高配当が出やすいという事です。
一見距離が短いほど紛れがありそうですが…、ちょっと意外な結果かもしれませんね。
長い距離では、若干穴馬を狙う買い方が正解という事になります。
次は、芝とダートコースによる差です。
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【芝・ダートの回収率の差】
コース 単回値 複回値
芝 72 74
ダート 70 74
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芝とダートの差としては、若干芝コースの方が荒れやすいようですね。
これはほとんどの距離でその傾向は見られました。
2%ほどの差ですが、ダートの方が回収率が高めという結果です。
しかし、複勝回収率ではほとんど差が無いため、あまり気にしなくてもいいのかもしれません。
最後に、良馬場と重馬場の差です。
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馬場状態 単回値 複回値
芝・ 良 72 74
芝・稍重 76 75
芝・ 重 77 78
芝・不良 81 83
ダ・ 良 69 73
ダ・稍重 74 74
ダ・ 重 74 75
ダ・不良 74 77
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これは大方の予想通りと言うか、やはり重馬場の方が荒れやすいです。
特に芝のレースは馬場が悪化するほどに平均回収率が高いので、穴馬が来やすいという事ですね。
ダートの場合は、悪化してもそこまで差は出ませんが、
とりあえず芝の重馬場では、穴馬を優先して買った方が良いという事ですね。