税金の怖い怖いお話
こんにちは、たけしです。
皆さん、税金って気にしますか?
おそらく収入の多い人ほど気にしているのではないかと思います。
税金は基本的に収入の多い人ほど取られるようになってますからね。
その分、格差のない社会になっているわけですが、
稼いでいる人にとってはハンデキャップみたいなものです。
稼げば稼ぐほど税金で持って行かれる割合は増えてしまうのですから、まずやる気が削がれます。
まぁ稼いだ分を持って行かれるのであれば、まだマシな方です。
中には、稼いだ分以上のお金を税金で持って行かれ、破産するという例も少なくないのです。
仮想通貨で稼いだはずなのに損した話
自分の税理士から聞いた話で、実際会った話なのですが、仮想通貨取引で大損した話です。
その人は、仮想通貨に投資をし、300万の元手から1年でなんと1億円まで利益を伸ばしたそうです。
そして他の通貨などにも手を出し、結局1億円の利益が3000万円まで減ってしまったのですが、元が300万円だから全然投資としては大成功ですよね。
しかしここで税金の落とし穴が…!
実はこの人、1億円の利益が出たところで、他の通貨にその1億の資金を移動したようなのです。
これでその1億円は利益確定扱いとなり、約5000万円近い納税義務が発生。
確定申告の時に気付いた時にはすでに遅し…。
300万円が3000万円に投資で増えたのに、税金で5000万円持って行かれて借金2000万円…という事態になってしまったそうです。
税金の事をよく勉強しなかったため、こんな悲劇になってしまう事もあるんですね。
追徴課税の恐怖
事業を営んでいる方に恐れられている物の一つが、税務調査です。
税務調査とは、税務署が納税者の申告が正しいかどうかを抜き打ちチェックする調査。
申告が正しくないと判断された場合は、最大過去7年まで遡って税金を徴収される可能性があります。
仮に、毎年1000万円の利益を事業で得ていて、7年前に税金300万円分を納めなかったと仮定します。
それが7年後に税務調査で発覚し、その時に請求される金額はいくらか…?
延滞税、重加算税、過少申告税などの追徴課税など計算はややこしいので、詳細は割愛させていただきますが、
本来支払うべき金額の3倍~4倍になっている場合もあるのです。
つまり、300万の納税額が1000万円以上になっている場合も!
この時、1000万円の利益しか得ていない状態であれば、当然支払いは無理ですよね…。
まぁ悪質でない限り、ここまで追徴課税が膨れ上がる事はないと思いますが、恐ろしい事ですね。
馬券やスロットと税金
最後はおまけとして、馬券とスロットに関してのお話をちょっと。
馬券の税金といえば、外れ馬券が経費になるならないで昔から揉めてますよね。
※詳しくは 「外れ馬券 税金」でググってください
簡単に説明すると、100円の馬券を10枚買って、1枚的中、他の9枚は経費になるのかならんのか…って事です。
経費になるのであれば馬券で利益を上げる事は不可能ではなくなりますが、経費にならないのであったら馬券で稼ぐことは絶対不可能だし、そもそも馬券購入者のすべてが多額を脱税している事になってしまいます…。
この問題は、ずーっとグレーな部分ですね。
パチンコスロットに関しては問題にすら上がりません。
これらは三点方式で、ギャンブルではないと言い切っているため、そもそもパチンコスロットで換金は出来ないとされてしまっているからです。
なので、経費どころか収入が成立しないので申告が出来ない、さらにグレーな状態になっているんですよね。
まぁそもそも税金に関しては正解不正解は曖昧なところがあります。
税務調査なども、タイミングや担当する税務調査官によって判断がバラバラだったりするようですからね。