話題の「PayPay」をビジネス目線で見る

こんばんは、たけしです。

ニュースでも話題になっている、使った額の20%以上を還元してくれるPayPayありますよね。

先日忘年会をやって思ったんですが、その中の4店舗の内2店舗がPayPayを導入していました。

ビックカメラ、ヤマダ電機、ファミリーマート、モンテローザ系列の飲食店などが導入していたのは知っていたのですが、意外にもチェーン店以外の導入もある事にビックリしました。

PayPayは登録するだけで500円キャッシュバック。
チャージすれば1000円キャッシュバック。
電子マネーとして支払えば、支払額の20%をポイントバック。

さらに条件によって、1/10~1/40の確率で支払額の全額をポイントバックしてくれるので、期待値的には20%以上の還元となっています。

詳しくはこちら↓
PayPay

2019年3月31日までの限定企画なので、対象店舗で何か欲しいものがある人、飲み会の多い人は、やっておく事必須ですね。

YahooIDとクレジットカードを登録するだけなんで、スマホだけで簡単に出来ました。

せどり・物販などでも利用している人は多く、ただでさえ20%還元なので、手数料含めた仕入れ値くらいで売れる商品ならポイント分も利益が出ます。
月に25万円の支払いまでOKなので、仕入れ値+手数料で売れば、実質月5万円以上プラスになるわけですね。

自分はまだ、飲み屋やファミマで使った程度ですが、そこらのヤマダ電機で売れる商品見つけてきても割に合うなーとか思っています。

「100億あげちゃうキャンペーン」と書いてある通り、PayPayは結構な額を広告宣伝費に回しているわけですが、戦略としてはすごい戦略ですよね。

単純なメディア広告ではなく、今回のような大規模なキャッシュバックシステムにより、それだけでメディアに取り上げられて宣伝効果は抜群です。
また、ユーザーが一気に多くなる事で店舗も導入しやすい上、アプリのバーコードを読み込むだけなので店舗側のコストは実質0円、しかも3年間は手数料も無料だそうです。

このキャンペーンも今の所利益に直結はしていませんが、PayPayの電子マネーユーザーが一気に増える事は間違いありません。

ちなみに、スイカ、Edy、WAONなどの電子マネー。
全国ユーザーのトータル利用額ってどれくらいだと思います?

なんと、年間5兆円以上らしいです…!

導入店舗はこの額に対して加盟店手数料を支払わなければならないわけですが、その額は大体3%全然前後。

つまり、PayPayがこれから3年間使う人がめちゃくちゃ多くなり、年間2兆円くらい利用される電子マネーになったとします。
そこから加盟店手数料を3%取るとすると、単純に600億円が年間利益になる見込みですね。

さらに、Yahooプレミアムやソフトバンクモバイルユーザーの登録促進などの効果も期待ます。

それであれば、今の「100億あげちゃうキャンペーン」も、十分利益の見込みがある広告宣伝費になる…ってわけですね。

こうした大掛かりな戦略も、Yahoo、ソフトバンクという大きな会社がバックについているからなんですけどね…。
普通の企業ではそんな体力ありません…w

単純にキャッシュバックキャンペーンを考えると、
「なんでそんなキャッシュバックするの?」
「何か裏があって騙し取られるんじゃないか…?」
…とか考えちゃう人もいるかもしれません。

でもこういったビジネス目線で見ると納得できるし、色々学ぶこともあって面白いですよね。

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