非等価店で現金投資時の期待値計算(補足・修正版)
こんばんは、たけしです。
7/12のメルマガ「非等価店で現金投資時の期待値計算」
について、色々と省略や修正部分がありました。
それについて質問や指摘を受けたのもあって、補足付きで再送します。
例として挙げた
「アナザーゴッドハーデスで900G~天井まで狙った場合」
についての、等価時と非等価現金投資時の比較です。
まず、天井狙い時の初当り確率を出します。
ハーデスの初当り確率は1/459.4。
前兆などもあるんで正確ではないですが、基本的に「初当り分母×(1-到達率)」でザックリ出ます。
この場合、初当り確率の分母から計算するのではなく、天井到達での当選を除外した確率分母で計算しなくてはダメなので、天井到達を除外した数値は約1/476ほどになります。
そうなると…
(1-0.2294)×476=367
で 900G~の初当り確率は 1/367 くらいですね。
次に、その分母を1000円あたりの回転率で割れば平均投資額が出ます。
367÷28.65=12.809=12809円
平均回収額から平均投資額を引いた値が期待値のため
平均投資額+天井期待値= で、平均回収額がほぼ出ると思います。
平均~…と書くと勘違いしやすいですが、要はすべてのパターンを含めた投資期待値、回収期待値になるので、一定のパターンを考えて計算しているわけではありません。
900G~の天井期待値を+4630円とすると(天井期待値はあくまで仮の値です。 参照 http://2-9densetsu.com/hades-kitaichi/ → 0.53% (35/6508) このURLをクリックした読者 )
平均回収額は
12809+4630=17439円
つまり等価の場合は
平均投資額 12635円
平均回収額 17439円
になるって事です。
これが5.5枚交換だと、平均回収額が
17439×5÷5.5=15854円
6枚交換だと、平均回収額が
17439×5÷6=14533円
ですね。
つまり、現金投資での5.5枚交換時は
15854-12635= +3219円
6枚交換時は
14533-12635= +1898円
という風な天井期待値になるってわけです。
6枚交換だと、900G~でも厳しい期待値ですね。
ハーデスは投資額が大きい機種なんで、わかりやすい例を出してみましたが、現金投資だと結構な差が出る事がわかりますね。
つまり、現金投資の場合は投資額は等価のまま、回収額だけは交換差が出るため、投資がかさむ天井狙いほどかなりの損をするって事になります。
これを防ぐには、高い期待値の台を狙うというよりも、なるべく深いG数で投資がかからない天井狙いをする事で、現金投資時の損害を小さくする事が出来ます。
…まぁ、そうなると必然的に高い期待値を打つ事になるわけですけども…w
わかりやすい用に例の計算を出してみましたが、ちょっと説明が難しいですね…^^;
とりあえず、現金投資はかなり損するよ…って事だけを理解してもらえれば、細かい事は理解する必要ないので…。
ちなみに出玉で打った場合は、単純に等価での期待値を交換率で割ればOKです。
その場合は投資額も回収額も好感さが出るため、狙い目はそこまで気にしなくても問題ないです。
毎回狙う時に計算する必要はないですし、正確に期待値を算出する事は不可能ですが、こうやっておおよその仕組みを理解しておくのは大切な事かもしれないですね。